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皮膚の若さの秘訣!真皮幹細胞とは?
皮膚はいつまでも若々しくありたいですね。皮膚の若さを保つ秘訣について日々研究が重ねられています。真皮幹細胞の使用で細胞を甦らせ、皮膚の若さを保つのは夢ではなくなりつつあります。
真皮幹細胞と皮膚の構造から皮膚の若さを保つ秘訣をご説明いたします。
皮膚の構造
皮膚の構造は内側から皮下組織・真皮・表皮と3層に分かれていて、表皮も真皮もそれぞれの構成成分が役割を果たしています。
表皮の構造
皮膚の表皮は0.2mmというとても薄い膜により人間の身体は覆われています。皮膚構造は身体の奥から基底層・有棘層・顆粒層・角質層の4段階になっていて、角質層には肌に重要な保湿機能があります。
基底層からターンオーバーで古い皮膚が外に押し出され、最終的に垢となって表皮から剥がれ落ちる仕組みです。
真皮の構造
表皮の下にある真皮の真皮層は約2mmの厚さです。真皮を構成している成分がコラーゲン・エラスチン・ヒアルロン酸で、コラーゲンが真皮層に網を張り巡らしたように存在しています。
コラーゲンを結びつけているのがエラスチンで、その隙間をヒアルロン酸がたっぷり存在します。真皮を構成している成分を作りだしているのが線維芽細胞です。
線維芽細胞を作りだしているのが真皮細胞で、真皮は薄い表皮に守られ肌の弾力やハリを保っています。
真皮には皮膚に酸素や栄養を届ける血管が存在し、汗の汗腺や毛包・脂腺なども存在する重要な働きをしています。
皮膚の若さを保つには
真皮には栄養や酸素を届けるため毛細血管と、老廃物を運び去るためのリンパ管が張り巡らされています。真皮を構成している成分は加齢や紫外線の影響で無情にも減少していきます。
肌のバリア機能が低下すると紫外線や物理的刺激などの影響を受けやすく、真皮を構成している成分は形を崩し見るも無残にスカスカとなって、シワやタルミとなって見た目に表れてきます。
皮膚の一番外側の角質層に水分を蓄える機能の天然保湿因子(アミノ酸など)と細胞間脂質(セラミドなど)があります。
若さを保つにはこの機能を乾燥させないことです。この機能を化粧品やエステなどでケアして保湿を保つことができれば真皮細胞も保護されます。
老化で真皮成分も減少します。そこで登場した皮膚の若さを保つ真皮幹細胞の再生医療です。ヒト幹細胞を使った化粧品や、真皮幹細胞を使った再生医療で、皮膚も若さを保つことは夢ではなくなりました。
真皮幹細胞とは
真皮層に存在する幹細胞を真皮幹細胞といいます。幹細胞は身体の中に存在するさまざまな細胞に分化(特殊な細胞に変化)する能力と、自己複製機能という自分自身をコピーできる能力があります。
真皮幹細胞の多分化幹細胞(脂肪由来の間葉系幹細胞)を注入し、シミ・シワ・タルミを解消し身体の奥の細胞から再生して、ふっくらした若い肌を甦らせる方法が実用化されています。
まとめ
皮膚の若さの秘訣となる真皮幹細胞は、これからもっと研究が重ねられ応用ができ、私たちの日常の化粧品やサロンなどで利用され多くの人々の若返りが見られることでしょう。